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思うこと 2025年9月21日

独身FIREは無気力になるのか

先日、FIRE達成者の人と久しぶりに会う機会があり、近況を話したのでそのときの印象とそれに対する自分なりの考えを整理できたらと思います。

FIREのきっかけ

FIREのきっかけは仕事が嫌になったことが原因と上司との人間関係などです。このような状況でもともと投資をしていたようで、一定の資金が貯まったので退職することになりました。また独身ということもあり生活費もある程度コントロールできるため踏み出すのにそこまで躊躇は無かったようです。

現在は仕事から離れ2年ほどが経ち、ストレスフリーとのことです。

FIRE後の生活

独身ということもあり、一人暮らしを継続中。ただ、何か新しいことに挑戦したり、娯楽に時間やお金を費やすということではなく、特に何もなく日々家で過ごすことが多いようです。偶に友人や知人に誘われて食事に行ったりしているようですが、特に結婚願望も無いようなので日々淡々と過ごしているイメージです。

サイドFIREとして何かアルバイト等や新しい事業を始めるつもりもなく投資の収益が生活費を上回っているので完全FIRE状態を継続中でした。

折角時間やお金がそれなりにあるのだから何かに挑戦したり新しい体験を得たいとは思わないのかと聞いてみましたが、特に興味は無い様子でした。正直、無気力な状態を感じました。

独身FIREは無気力になるのか

自分に置き換えると日々の生活に何も生産性が無いのは逆にストレスを感じます。日々何かを積み上げたり、新しいことを吸収したり、誰かと楽しみや感動を共有することで人生の思い出や経験が蓄積され、人間としての深みが出ると考えます。

しかし、彼は真逆で何か新しいことに挑戦すること自体がストレスを感じていそうで、気力が無い感じがしました。正直、必要最低限の生活を維持しているような状況でした。小説ファントムの中でも、主人公がFIRE達成者の身なりや生活を見て、倹約を続けて目指しているFIRE生活の先には生活保護と変わらないような未来を想像する場面があります。正に自分もこれを感じてしまいました。

お金を使うことが決して幸福度を上げるとは考えていませんが、限られた時間を有意義に過ごすことができているのかなと思ってしまいました。本人目線ではこれがストレスフリーなスタイルということなので口出しするつもりは無いのですが、人間力としての成長が止まってしまうのではと感じます。

私は誰かとお酒を飲みたいと考え、誘うとき、その人の話を時間とお金を使って聞きたいと考えています。特に何かについて頑張っている人や同じような境遇の人に興味を持ちます。逆に私自身も魅力を持ってもらえるように日々いろいろなことに挑戦し、人間力を磨き上げるように意識しています。

特にFIRE後に目的が無く、また家族や子供がいない場合、日々の生活を消化するルーティンとなってしまいます。そこに何かFIREしたからこその価値を感じられれば良いのですが、話を聞いている限りでは毎日何をやっているのかなと、少し心配になりました。

やっぱりサラリーマンの方が幸せなのか

一方でサラリーマンとして仕事に追われているだけの生活でも同じことが言えます。つまり、FIREとか云々ではなくて自分の人生を有意義にすることが重要なのかなと思います。彼にとっては特に刺激の無い日々でも仕事によるストレスが無い、というだけでストレスフリーなのであればそれが幸せの形なのかもしれません。

逆にFIREできる状態であってもサラリーマンとしての生活スタイルの方が有意義であればそれで良いのだと思います。サラリーマンで充実している人は逆に何故FIREしたいのかということを理解しようとも思っていない人が多いように感じます。

ただ、私が思うに他人の会社のために自分の人生の大半を使う=命を削る行為をお金を引き換えに消費し続けているという感覚を少しはもった方がよいと思います。特に残業で稼ぐというJTC社員に危惧を感じます。資産形成期序盤の私が正にそうでした。

究極的にはFIREが出来る状態が確立されて初めて真剣に自分事として考えることができます。そこで初めて仕事を本当に辞める方が自分の人生にとって幸せなのかどうか、といった選択肢を真剣に考えることになりそうです。

再見!